大人になってからの矯正治療の期間と流れについて

はじめに

お口の健康のために歯の矯正治療に関心のある方は多いと思います。
ですが矯正治療は保険外の自由診療なのでかかる時間や費用も治療を受ける歯科によって異なり、矯正に用いる器具によっても異なってきます。
今回は成人してからの矯正治療の大まかな期間や流れについてお話します。

 

矯正治療をする目的

矯正歯科で行う主な治療はその人の歯並びやお口の状態を見てマウスピースやブラケットなどのその人に合った器具を使い、時間をかけて歯並びを整えていくという治療です。
ブラケットをつけて矯正をしている子どもは昔からよく見かけますが、最近は大人でも目立たない方法で矯正をしながら生活している方は多くなりました。
これは矯正することで健康面や外見的にも得られるメリットが多いためです。
虫歯や歯周病、口臭の抑制、顔のゆがみや噛み合わせが整う、鼻呼吸が出来るようになる、
清潔感のある印象になるなど様々なメリットがあります。

また、自分の歯をなるべく長持ちさせたいとお考えの高齢の方が矯正治療をされるケースもあるのです。
大人になって矯正治療を受ける方の割合は10年前に比べると2倍に増えその関心の高さが伺えます。
海外では、歯の矯正治療は一般的な治療と同じで保険が効くことが多く、歯の矯正が健康増進に大きく関係すると考えられているためです。

矯正治療の流れ

取り扱う歯科が増え、治療を受ける方も増えたので身近になりつつある矯正治療ですが、具体的にどのような治療をどのくらいの期間で進めていくかをご説明します。

 

初診、相談、診察 1日~1か月

まずは歯に対しての悩みや改善したい点はどこなのか、どのような治療を受けたいかなどを担当医と相談します。
その際歯の状態を見て矯正治療ができるかどうか担当医が判断します。
ひどい虫歯や歯周病が見られるときはそれらの治療を全て終えてから矯正治療に入ります。
その場で矯正治療をするか決めてもいいですし後日連絡してもいいところが多いです。
期間的には1日~虫歯などの治療を含めても1か月ほどです。

 

精密検査、治療計画の説明 1日~

セファロ(頭部X線規格写真)と呼ばれるレントゲンを撮り、お口やお顔の撮影、歯型の採取などをします。
これらの結果からどの部分の矯正が必要か、どんな器具を使うのがいいのか、平均的な模型と比べてどうあるのかの説明を受けます。もちろん最終的に矯正する場所や使う器具を決めるのは治療を受ける方です。

 

 

これらの精密検査と同時に今後の治療計画の説明を受けます。
ここで治療にかかる期間や費用、使う器具が具体的に分ります。
精密検査と説明を別日に行う歯科もありますがどちらも1日くらいで終わります。
気になることや分らないことはここで詳しく尋ねるようにしましょう

 

治療の開始、歯磨き指導やクリーニング 2週間~8週間

治療計画が決まると治療期間中に虫歯や歯周病にならないように歯磨きの指導や、歯石があればクリーニングをしてマウスピースやブラケットなどの器具をつけます
器具装着後は定期的な通院が必要です。
歯並びや使う器具によって異なりますがだいたい2週間~8週間に1回のペースで微調整が必要です。
また、日常生活に支障はないか、ホームケアがしっかりできているかなどの確認、指導もあります。気になることは早めに相談をしましょう。

保定(メンテナンス)~治療の終了 1年~2年半

調整を終え、歯が理想の位置に移動したところでつけていた器具を外します。
器具を外すと歯は元の位置に後戻りしようとするので、今の位置を固定するためのリテーナーと呼ばれる保定装置をつけます。
リテーナーをつける目的として、歯は移動した後はとても不安定な状態なので長い期間リテーナーをつけることで歯が正しい位置に固定されます。また噛む力も弱まるためしっかりと噛めるようにするためです。
この保定時間が長くかかり、個人差はありますがだいたい1年~2年ほどかかります。

この期間の通院は2か月~半年に1回ほどで通院の間隔は徐々に長くなっていきます。
リテーナーには取り外し可能なものと固定式のものがあり、取り外せるリテーナーのメリットとしては洗浄できるので衛生的、固定式は歯の裏側につけるので安定感があることがあげられます。
それぞれの特徴を知り、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
保定した直後は話しづらかったり、違和感を感じやすいですが慣れると違和感なく生活できます。

 

 

リテーナーをつける期間が24時間ずっとから夜間のみ、2日に1回と期間が減って、歯の状態が安定すればリテーナーを外して矯正治療は終了になります。
治療後もお口のクリーニングや矯正した歯にずれがないかなどを確認するため半年に1回は通院しましょう。
半年に1回のクリーニングは一般の定期検診と変わらないので負担も少ないですね。

自分に合った治療法や歯科を選ぶことが大切です

以上が矯正治療の大まかな流れです。保定の時間にかなりかかりますが生まれつきの歯並びや矯正する場所によってこれらの期間は異なってきます。
また、人によって使う器具も異なり、器具によっても強度や矯正の範囲、費用の違いや守らなければならないことがあります。
なので治療法や治療をする歯科を選ぶ際は自分の理想をしっかり伝えることが大切です。
人によっては矯正後にまた歯並びが戻ってしまったり、不要な治療や間違った器具の使い方が原因でトラブルになってしまう場合があります。

 

 

担当医とコミュニケーション不足になると伝えたつもりが理解されていなかったなど、取り返しのつかない状況になる場合もあります。
そのため治療を受ける際はその歯科の方針や取り扱っている治療法、スタッフの雰囲気をみることもポイントです。
矯正治療は一生ものとして受ける方が多いと思うので治療法や歯科選びに妥協や失敗のないようにしましょう。

まとめ

矯正をした方で実際に治療を受けてよかったと感じている方はとても多くいます。
自分に自信が付き、健康促進に繋がるためです。
治療をしようか迷っている方は身近に経験者がいれば話を聞くととても参考になります。
また、普段通っている歯科が矯正をしているのであれば話や見積もりだけでもしてもらうのもいいでしょう。

歯列矯正は一人ひとり違う治療法なのでこの方法が正しいというものはありません。
信頼できる歯科医に相談してみましょう。
星野歯科ではマウスピースを用いた矯正治療を行っています。
お年寄りからお子さままで一人ひとりの歯並びに合った矯正方法を提案していきます。お気軽にご相談ください。