歯並びに影響を与える悪習慣と矯正治療の種類

はじめに

矯正治療と聞くと、金属製の目立つ矯正装置が歯に付いているのをイメージする方も多いかも知れませんが、もっと快適に矯正治療を行いたいという方のために矯正装置の開発は日々進歩しており、目立ちにくい矯正装置などが登場しています。

ただ、種類がある矯正装置にもそれぞれにメリットもあればデメリットもありますので、ご自分に合ったものを選びましょう。

ここでは歯並びを悪くする生活習慣や矯正法の種類などをご紹介しますので、今後のご参考にしてみて下さい。

矯正治療を行うメリット

今はまだ矯正治療を行っていないけれど、興味があってメリットやデメリットを知っておきたいという方のために矯正治療のメリットやデメリットをご紹介します。

歯科矯正を行うと、プラークが溜まりづらくなり歯周病になりにくいこと以外に次のようなメリットがあります。

噛み合わせがよくなると、しっかり口を開けられるようになるため顎関節症予防に繋がります。

また、見た目が気になり矯正治療を行う方も多いです。

歯並びが改善されると、笑った時に相手にいいイメージを与えることができます。

また、歯並びが悪いままだと食事の際に口の中を歯で切ってしまうことがありますので、口内炎になることが多いですがそれも改善されます。

開咬の場合はサ行などの発音がしづらいですが、矯正治療を行うことで発音もよくなるはずです。

矯正治療を行うデメリット

それまではなかったものを口の中に入れるため痛みや違和感のある方がいます。

さらに、費用がかかるのもデメリットでしょう。

また、大人の方の場合はお子さんより歯の移動が遅いので時間がかかってしまい、2~3年程度かかることもあります。

歯並びを悪くするくせや生活習慣

指しゃぶり

歯並びを悪化させる生活習慣で最も多いのが小さい頃の指しゃぶりでしょう。

大きくなるまで続けていると指と唇やほおの力によって前歯や全体の歯が動いてしまい、前歯で噛まずに奥歯だけで噛む開咬と言われる状態になったり、出っ歯になったりすることがあります。

3歳程度までであれば顎や歯の生育が進んでいないので、さほど歯並びに悪影響がないと言われています。

ですが、それ以降になっても続けていると、歯並びに悪影響が出ることがあるのでやめた方がいいでしょう。

食べたり飲んだりする時に歯に舌が当たる

物を食べたり飲んだりする時に上顎の間でアーチを作るように下は丸まっており、歯に触れることはありません。ですが、飲み込む時に歯が下に押し付けるような感覚のある方は正しい位置に舌がないということになります。

これは小さい頃にお乳を飲み込む方法から固形物を飲み込む時期に移行する際、うまくいかなかったことが原因でしょう。

これによって、口が開いたままになったり、すきっ歯や出っ歯になったりします。

大人にもある歯並びを悪くする癖

生活習慣において歯並びを悪くする癖があるのはお子さんだけに限りません。たとえば、爪や指をふとした時に噛んだり、鉛筆を噛んだりする癖がある大人の方は多いです。それを常にやっていると歯並びが少しずつ悪くなっていきます。

また、頬杖をついてテレビを見たり、本を読んだりする方もいらっしゃるでしょうが、頬杖をつく側の歯が内側に押されてしまうので噛み合わせが悪くなったりずれたりすることがあるようですね。

よく噛まない

ファストフードなど現代人の食生活はあまり噛まずに食べられるものばかりです。

噛む回数が減ってしまうと、あごが退化するので歯が生えるスペースが減ってしまい歯並びが悪くなる原因になります。

よく噛めば歯やあごの成長がよくなり顔のバランスがよくなるほか、唾液の分泌が促されるため虫歯や歯周病になりにくくなったり、血流がよくなるので脳の働きが活性化したり、表情筋が鍛えられ表情が豊かになるそうです。

歯並びがよくても生活習慣によって悪くなりますが、逆に日ごろの生活習慣を改善することで歯並びはある程度よくなります。

歯科治療の中断

最も歯並びを悪くする原因に仮歯が取れたまま放置する、歯が抜けたまま放っておくなど、歯科治療を不完全な状態で放っておくことが挙げられます。

この状態だと短期間でも周りの歯並びに悪い影響を与えると言われているため、治療中の歯がある場合には痛みがなかったとしても完全に治療が終るまで通院を続けることが大切です。

呼吸法の癖によるもの

誰でも呼吸は無意識のうちにやっているものなので気にすることはないでしょうが、通常だと鼻呼吸している方がほとんどです。

ですが、癖や病気によって口呼吸をする方もいます。

この状態が続くと口を長時間開けっ放しにするため口の周囲の筋肉や頬の力などが原因となり、あごの幅が狭くなってしまい出っ歯になることがあります。

歯科矯正の種類

金属ブラケット

この矯正法は歯の表面に金属ブラケットを装着するもので、矯正治療と聞いて最もイメージするのがこの方法だと言ってもいいでしょう。

審美ブラケット

透明や白のブラケットを審美ブラケットと言いますが、金属のものより目立たないメリットはあるものの、歯の表側につけるため装置自体は見えてしまいます。

裏側矯正

歯の裏側にブラケットを装着する方法です。

表側からは見えないため周りの人から気づかれずに矯正治療ができます。特殊な矯正装置のため歯科医師の技量や経験が必要とされます。

マウスピース矯正

ブラケットやワイヤーなどを使わず薄く透明なマウスピースを使って歯を矯正する方法です。

自分で装置を取り外すこともできます。

まとめ

歯並びが悪くなる生活習慣はさまざまで、知らず知らずのうちにしていることが多いため、ここでご紹介したことに心当たりがある方は今日からでもすぐに改善するようにしましょう。

矯正治療を行うことによって、虫歯や歯周病の原因であるプラークや歯石が付きづらくなります。また、歯並びがよくなると精神的に前向きになったり、顎関節症などを防止することもできます。

きれいな歯並びは健康にいい影響を与えるだけでなく、精神的にもいい影響があります。

美しい歯並びを維持するためにも歯並びを悪くする習慣は改善し、現在歯並びが気になっているという方はご自身にピッタリの矯正方法を見つけましょう。