笑顔が似合う女性はとても素敵です。
ですが、ニッコリ笑ったそのときに歯が黄ばんでいたのでは、その100万ドルの笑顔も台無しです。
そして、現在では歯の黄ばみを取り去る歯磨きペーストなどが数多く販売されてはいますが、本格的に歯のホワイトニングを行うのであれば、やはり歯科医院のホワイトニングに勝るものはないでしょう。
では、歯科医院のホワイトニングとは、いったいどのような方法で、終了までにはどれくらいの期間を必要とするのでしょうか?
目次
ホワイトニングの方法は3種類
それではまず、ホワイトニングの種類をご紹介しておくことにします。
オフィスホワイトニング
歯を削ることなく行うことができるホワイトニングで、以下の流れで治療を行います。
- カウンセリング
- 口内の状態を確認
- 現在の歯の色と、ホワイトニング後の歯の色のイメージを測定
- 歯のクリーニング
- 口の固定
- ホワイトニングジェルの塗布
- 光治療後、ジェルを拭き取る
- 6、7を3回繰り返す
- フッ素の塗布
大まかに、このような流れになっています。
ホームホワイトニング
ご自宅でセルフケアで行うホワイトニングです。
- カウンセリング
- 口内の状態を確認
- 歯のクリーニング
- 歯の型どり ※マウスピースを作成するための型どりです。
- カスタムトレー(マウスピース)とホワイトニングキットの受取
- ケアの方法を確認
このような流れになります。
なお、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングともに、以下の状態の方は行うことができない場合があります。
- 妊娠中または授乳中の方
- 重症度が高い知覚過敏の方
- 無力タラーゼ症を発症している方
- エナメル質や象牙質に亀裂などの異常が入っている方、または不全症の方
これらの方は、ホワイトニングを行うことができない場合があり、ホワイトニングの可否は、カウンセリング後の口内の確認で、医師が判断します。
ホワイトコーティング
上記でご紹介したホワイトニングは、どちらも義歯ではない歯に対応する治療ですので、詰め物を行っている歯や、差し歯に対応することはできません。
また、神経が死んでしまったことによって変色した歯に関しては、根気よくホワイトニング長を続けることによって徐々に白く改善することができると考えられますが、グレーに変色してしまった歯の場合では、ご自身の歯であっても白くなる確率が低いとされています。
そして、医師がホワイトニングの効果が現れる確率が低いと判断した場合では、ホワイトコーティングという方法で対応することができます。
ホワイトコーティングとは、いわば歯のマニキュアのようなもので、差し歯などに塗るだけで、その場でお好みの白さにすることができます。
この治療のメリットはその場で歯をお好み白さにすることができるというメリットを持っていますが、食品やたばこのヤニの色が着色しやすく、また、効果の持続期間は数カ月程度と、短いというデメリットも持ち合わせています。
ホワイトニングって危険性はないの?
歯科医院のホワイトニングは、歯の表面のエナメル質が健全な状態の歯であれば、なんの問題もなく行うことができ、危険性はありません。
ところが、エナメル質が削れてその内部にある象牙質が表面に露出している場合では、ホワイトニング治療中のジェルが沁みて、痛みが現れることがあります。
そして、この痛みは24時間前後続くことがあります。
ですが、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングともに、治療を行う前にはカウンセリングを行い、その後に口内の状態を確認しますので、象牙質が露出している状態であれば、医師の判断により、ホワイトニングは行われないでしよう。
また、ホワイトコーティングの場合ではコーティング剤を塗るだけですので、特に危険性はないと考えられています。
ただし、妊娠中の方の場合では、コーティング剤の臭いなどによって体調不良が起こることが考えられますので、この部分については、カウンセリングで医師に相談してみると良いでしょう。
ホワイトニングにかかる期間
ホワイトコーティングはその場で歯を白くする効果を期待することができますので、除外視します。
では、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングでは、どれくらいの期間続ければ、ホワイトニング効果を得ることができるのでしょうか?
まず、オフィスホワイトニングの治療時間は1回1~2時間程度、ホームホワイトニングでは1回2時間程度の時間を費やす必要があります。
そして、オフィスホワイトニングでは1回(1日)でホワイトニング効果を得ることができますが、ホームホワイトニングでは最短でも1週間の期間が必要となります。
ではなぜ、効果が現れるまでの期間に、このような差が現れるのでしょうか?
それは、オフィスホワイトニング治療の際には、ジェルと光を用いて徹底的にホワイトニングケアを行うのに対し、ホームホワイトニングでは、処方された濃度が低い薬剤を使用してケアを行いますので、効果が現れるまでには時間がかかると考えられているからです。
以上のことから、今すぐにホワイトニング効果を得たい方にはオフィスホワイトニング、ご自宅でゆっくりとホワイトニングを行いたいという方にはホームホワイトニングがおすすめできるといえそうです。
なお、オフィスホワイトニングでは、3~6カ月間、ホームホワイトニングでは6カ月~1年程度、効果が持続するといわれています。
まとめ
今回は、3種類のホワイトニングの方法と、治療にかかる期間、効果の持続期間などついてご紹介してきました。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは、変色してまった歯を白く蘇らせる効果を期待することができます。
そして、ホワイトコーティングでは、差し歯のホワイトニングに適しています。
歯科医院には、このようにさまざまな歯の状態に対応することができるホワイトニング治療が用意されています。
白い歯に憧れていても、セルフケアでのホワイトニングには限界がある…。
このように感じている方は、この機会に、歯科医院のホワイトニング治療で憧れの白い歯を手に入れてみてはいかがでしょうか。