歯が白いと清潔感があり、笑顔も素敵です。
反対に黄色い歯だと、不潔な印象になってしまいます。
歯を白くしたいと思ったときに、歯医者さんでのホワイトニングがまず思い浮かぶと思いますが、その前にもっと手軽にできることはないのでしょうか。
手軽な方法として、毎日の歯磨き粉を変えるだけで、歯が白くなっていきます。
毎日使っている歯磨き粉をホワイトニング効果のある歯磨きを選ぶことで、少しずつ歯が白くなっていきます。
今回は、歯磨き粉の選び方やホワイトニングについてお伝えしていきたいと思います。
目次
ホワイトニング効果のある歯磨き粉
歯磨き粉の中でもホワイトニング効果のある歯磨き粉が最近は市販されています。
毎日使っている歯磨き粉をホワイトニング効果のあるものに変えるだけなので、気軽に始められますね。
費用は大体1,000~3000円位で、普通の歯磨き粉よりも値段が高く設定されています。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉の成分には、歯医者さんで施術するように歯の内部を漂白して白くするような効果はないですが、ホワイトニング効果のある成分が主に入っています。
歯磨き粉によっても異なりますが、イオン成分を利用して着色を分解して浮かせたり、エナメル質をコーティングして汚れがつきにくくなっている成分が入っていたり、研磨剤が多く配合されて表面の着色が落ちやすくなっていたりします。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉には、研磨剤が多く配合されているものもあるので、毎日使うと歯の表面や歯茎に傷ができてしまう可能性もあります。
歯の表面にギザギザとした傷がつくと、その溝に汚れが溜まりやすくなっていき、着色しやすくなってしまうので要注意です。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉は毎日使用するのでなく、週末や夜だけ、と回数を制限して使うとよいでしょう。
また、歯磨きした後に、汚れをつきにくくコーティングする効果のあるフッ素配合のジェルを塗布するのも効果的です。
表面がツルツルしているほど汚れはつきにくくなります。
フッ素配合のジェルは大体1000円ほどです。
歯が黄色くなる原因
ホワイトニングで歯を白くしようと思う前に、歯が黄色くなる原因を知っていれば、歯の黄ばみを防ぐことができますね。
歯が着色する原因は大きく分けて2つあります。
歯の表面につく汚れと歯そのもの黄ばみです。
・歯の表面につく汚れ
毎日数回歯を磨いていても、表面には徐々に食べかすや歯垢などの汚れが蓄積されていき、だんだん黄ばんでみえてきます。
・歯そのもの黄ばみ
エナメル質はツルツルとして白く透明感のあるものですが、エナメル質に覆われている象牙質はもとから少し黄ばんだ色をしています。
それに加えて、有色人種である日本人は、肌と同じように歯も黄色いです。
エナメル質は半透明なので、この黄色い象牙質が透けて見えて、歯が黄色くみえます。
さらに、年を重ねるとこの象牙質も肌が固く透明感を失ってくるように、象牙質もさらに黄ばんできます。
エナメル質も長年の歯磨きで薄くなったり、歯ぎしりでひび割れたりして、下の象牙質が見えやすくなっています。
歯の表面に着色しているもの
・色の濃い食べ物
カレー、ミートソースなどの色の濃い食べ物は歯に着色しやすくなります。
コーヒーやお茶、赤ワインなどの飲み物や、しょうゆやソースなどの調味料、トマトやチョコレートなどもそうです。
コーヒーや紅茶、赤ワインなど毎日の習慣にしている人は、歯が黄色くなっていることが多いです。
色の濃い食べ物を口にしたときは、最後に水を飲んだり、口をゆすいだりして、少しでも着色を防ぐようにしましょう。
・タバコ
タバコを吸っている人の歯は黄ばんでいることが多いですが、歯の表面にヤニと呼ばれているタールがこびりついていることが原因です。
タールは油性でべっとりと歯に付着するので、普段の歯磨きではとりにくいです。さらに、タールはエナメル質の中に浸透していくので、長年タバコを吸っている人ほど黄色くなっています。
白い歯を維持したいなら、タバコの本数を減らしたり、禁煙するのがよいでしょう。
・落としきれない汚れ
着色しやすいものを食べたり、毎日の歯磨きによって表面に少しずつ傷がついて、汚れが溝に溜まりやすくなったりして、頑固な着色になっていきます。
普段の歯磨きでは取り切れない着色汚れがでてきてしまうのです。
ホワイトニングの種類
ホワイトニング効果のある歯磨き粉だけではなく、歯をもっと白くしたい、と思った場合には、どんな方法があるのが、ご紹介します。
歯医者さんで歯を白く
・クリーニング
表面についた着色を丁寧に取り除いて、歯本来の白さに戻すことです。
普段の歯磨きでは取り除けない歯垢や汚れを、衛生士さんのプロの手で、専門の機械や薬剤を使用して取り除きます。
歯垢や着色を取り除いたあとは、歯をコーティングして汚れをつきにくくするジェルや、再石灰化を促進させる薬剤をつけます。
表面が傷つくこともないですし、多くが予防歯科としての検診も兼ねているので、虫歯の早期発見にもつながります。
・オフィスホワイトニング
歯医者さんで施術するホワイトニングです。
クリーニングでは歯本来の白さを取り戻せますが、歯は元々真っ白ではなく、少し黄ばんでいるので、歯をもっと白くしたい人はホワイトニングがオススメです。
歯を歯医者さんでしか扱えない薬剤で漂白し、白くします。
オフィスホワイトニングは、すべての施術を衛生士さんにしてもらい、歯医者さんに行った帰りには白さを実感できる即効性があります。
費用は高めですが、白さを指定できたり、自分は口を開けているだけでよかったり、すぐに白くなることがメリットです。
・ホームホワイトニング
歯医者さんでオリジナルのマウスピースを制作して、歯医者さんで使用する薬剤より少し弱めの薬を自分で決められた時間塗布する方法です。
徐々に白くなり、時間がかかりますが、自分のペースでできることや、継続して続けやすいこと、費用が抑えられる点にメリットがあります。
まとめ
ホワイトニング効果のある歯磨き粉を毎日の歯磨きに取り入れたり、着色しにくいものを選んで食事をしたり、など、自分でできる歯を白くする方法はたくさんありそうですね。
それでも、もっと歯を白くしたい、と思ったときは、予防歯科もかねてクリーニングしてもらったり、ホワイトニングしたりするとよいと思います。