入れ歯の種類について-特徴・費用・メリットなど

はじめに

歯をなくしてしまった場合の治療法に入れ歯治療がありますが、これはブリッジやインプラント治療より安い分、機能面や審美性で劣る・・と思われているようです。

入れ歯の費用や種類、メリットなどについて詳しく知っている方はそう多くはないでしょう。

ここでは入れ歯治療を受けようかどうか迷っている方のために、入れ歯の種類やメリットなどについて詳しくご紹介してみたいと思いますのでご参考になさってみてください。

 

入れ歯の役割とその材質

入れ歯とは

人間の永久歯は一度なくしてしまうとまた生えてくることはありません。

歯をなくしてしまう原因は歯周病や虫歯、事故など誰にでもあり得ることです。

歯をなくした場合そこを人工物で補てんする必要があり、これを専門用語で補綴物といいますが、入れ歯もこの中の一つです。

古い遺跡からも入れ歯のようなものが見つかっていると言われており、古代から行われている治療法です。
一般的に入れ歯は歯の根っこの部分まで虫歯が進行してしまった歯を抜いた後に補う治療法で、入れ歯を装着するということは28本の歯全てまたは一部を人工の歯で補うことで、健康な歯の役割であった発音や咀嚼機能の代わりを果たすものです。

つまり、入れ歯は生命を維持する上で大切なものなんですね。

 

入れ歯の種類

保険適用の入れ歯

保険適用の入れ歯に総入れ歯がありますが、これは歯が全く残っていない場合に行う治療法で、人工の歯をピンクの樹脂に付けたものとなっており、保険適用のもんだとプラスチック製になります。

費用は10,000~15,000円程度です。
部分入れ歯は部分的に歯をなくした場合に金属製の留め具を両側の歯に装着し固定されるもので、費用は5,000~13,000円程度です。

なお、総入れ歯も部分入れ歯とも義歯床と言われる歯ぐきの部分はプラスチック製です。

総入れ歯の場合歯ぐきと吸着させ、部分入れ歯は歯ぐきと人工歯と同じ色の義歯床の留め具が付いたものを残っている歯に付ける構造です。

 

保険外適用の部分入れ歯

これはゴールドやチタン、白金加金などでできている床の部分入れ歯のことで、舌の動きがスムーズで汚れが付きにくいため衛生的だと言われています。

費用は180,000~250,000円程度です。
セラミック製の入れ歯は残っている歯に金属を装着し、その上に入れ歯をつけるもので二重構造のため留め具がありません。

費用は500,000~1,500,000円程度と高額です。

ホワイトクラスプ制の入れ歯は金属製の留め具を使っていない入れ歯で20,000~30,000円程度です。

また、マグフィットデンチャーと言われるものは残っている歯と入れ歯とにマグネットを装着する入れ歯で、強力な磁力によって入れ歯を固定します。

費用は50,000~100,000円程度です。

 

入れ歯のメリット

歯を削らずに済む

入れ歯は一部のものを除いて歯を削る必要がないところがメリットです。

また、少し削る必要があるものもありますが、ブリッジと比較すると非常に歯への負担が軽く済みます。

 

外科処置が必要ない

最近、歯をなくしてしまった時の治療法として増えているのがインプラント治療ですが、この場合外科的処置が必要なので不安を感じる方も多いです。

さらに、多くのクリニックでこのインプラント治療を行うようになっていますが、中には経験があまりない歯科医師もいるようです。

患者側からそのことを判断するのは難しいのが現実です。

そういった方には入れ歯は外科的処置が必要ないのもメリットでしょう。

 

お口のケアがしやすい

入れ歯はブリッジとは違って自分で取り外してケアができます。

ブリッジだと自分で取り外してケアすることはできません。

なので、歯の隙間に汚れがたまって虫歯や歯周病になりやすいですが、入れ歯なら気軽にケアができるため残っている健康な歯を維持しやすいのもメリットです。

 

どんなお口の状態でも治療できる

ブリッジだと隣の歯を支えとする治療のため、歯が残っていないと

治療は不可能です。

さらに、インプラント治療はあごの骨が少ない場合には治療がしづらいこともあります。

ですが、入れ歯は全く歯が残っていなかったとしても、あごの骨が少なくても治療ができる点がメリットです。

 

残っている歯が抜けても対応可能

ブリッジだと支えとなっている歯が抜けた場合、また治療しなおす必要があります。

なので、場合によっては再度高額な費用がかかる場合もあります。

また、インプラント治療の場合でも他の歯が抜けた場合、1本目と同様の費用が治療する本数分だけ必要になってきます。

なので、最終的に高額な費用になり、治療する本数によっては数百万円になることもあります。

ですが、入れ歯の場合には歯をなくしてしまった場合でも修理で対応ができるため、将来お口の中の状態がどういうことになっても費用も手間もさほどかかりません。

 

クリニックの選び方

入れ歯治療を受ける際にはクリニック選びも大変重要です。

費用が安いから、家が近いから・・などという安易な理由からクリニックを選んでしまわないようにしましょう。

歯の治療と一言で言ってもインプラント治療からホワイトニングまで治療はさまざまで、それぞれ専門知識が必要です。

技術をより必要とする治療を行っているクリニックであれば設備面もしっかりしているはずです。
満足いく入れ歯治療を受けるには入れ歯について知識が豊富なクリニック選びが大切です。

クリニックによっては虫歯治療だけに重点を置き、その他の治療を一切行っていないところもあります。

クリニックに行ってみて初めて入れ歯治療を受けられない・・なんてことにならないよう、前もってクリニックのホームページなどで確認しておきましょう。

また、歯科医師とカウンセリングした時にしっかり自分の話に耳を傾けてくれるかどうかもチェックポイントでしょう。
真剣に聞いてくれる歯科医師であれば入れ歯の不具合や違和感などがあった場合でも誠実に対応してくれるはずです。

 

まとめ

現在、入れ歯治療にはさまざまなものがあり、それぞれの費用や特徴は違っています。

保険適用やそうでないものにかかわらず、ご自分が重要とするポイントを考慮した上でどの種類の入れ歯にするか選びましょう。

入れ歯選びの際のご参考になれば幸いです!