これで完璧!正しい入れ歯のお手入れ方法(入れ歯 知識)

はじめに

入れ歯を使って毎日過ごされている方は、日ごろのお手入れ方法はどのようにしていますか?
入れ歯はブリッジやインプラントとは違って取り外してきれいにすることができるため、丁寧にお手入れすることによって清潔に保つことができます。
ただ、大きな部分入れ歯や総入れ歯の場合はお手入れする面積が大きいので、正しいケア法を行っていないとニオイや汚れが残ってしまうもの・・。
ここでは入れ歯のお手入れ方法や注意点などをご説明しますので、入れ歯を使っている方はぜひ知識として知っておいてくださいね!

入れ歯のお手入れ方法

毎日のお手入れ法

まず、食事が終わったら入れ歯を外し、よく観察して壊れていないかチェックしましょう。
そして、入れ歯専用ブラシを使用して水をかけながら洗いましょう。
特に汚れが残りやすいのは内側や針金の部分ですので、念入りに洗って下さい。
力を入れすぎますと針金を壊してしまったり、傷つけてしまうため優しく洗いましょう。
このとき、歯磨き粉はつけてはいけません。
それは入れ歯はプラスチックでできているため、研磨剤入りの歯磨き粉は厳禁だからです。
さらに、ご自身の歯を歯ブラシや歯間ブラシなどを使って丁寧に磨きましょう。
最後に舌で触ってみて歯が欠けたり、針金が引っかかっているかどうかをチェックしましょう。
入れ歯が乗る部分にある歯ぐきについては歯ブラシでこすってしまうと傷つ事がありますので、指の腹を使ってマッサージしながらきれいにしましょう。
そうすることで血行も促進され、また傷がつきやすいところを見つけることができます。

寝る前のお手入れ法

歯ぐきを休めたり、口内炎を防止するためにも寝る前に入れ歯を外した方がいいでしょう。
外した入れ歯は歯ブラシを使って洗い、容器の中に洗浄剤を入れたものに1晩つけておきます。
そうすれば、歯ブラシだけでは落としきれなかった細菌まで落とすことができます。
朝起きたら入れ歯を使用する前に流水を使ってすすぎ、ぬめりが残っている場合はブラシを使って洗いましょう。
なお、入れ歯は高温や乾燥によって形が変わることがあるため、熱いお湯に浸したり、かけたりするのは厳禁です。

入れ歯のお手入れで注意すること

歯ブラシで磨かない

入れ歯は一見すると硬そうですが、実際は傷つきやすい材質でできています。
特に、歯磨き用の歯ブラシで磨いてしまうとすぐ傷がついてしまうと言われています。
こういった傷は一目見ただけでは分かりませんが、お手入れしづらいところに隠れていることが多いです。
細菌が増殖してしまうため、歯ブラシを使ってお手入れすることは避けた方がいいでしょう。

お湯で洗わない

入れ歯は熱に弱く、お湯によって入れ歯が変形することがあります。
なので、お湯を使って入れ歯のお手入れは避けた方がよく、冷たい水がつらい冬などは60度以下のお湯を使うようにしましょう。

歯磨き粉を使わない

歯磨き粉の成分には研磨剤が入っているものが多いため、その成分によって入れ歯が傷ついてしまいます。
使っている歯磨き粉に研磨剤が入っているかどうかは見ただけでは分からないため、どの歯磨き粉にも入っていると考え入れ歯のお手入れに歯磨き粉を使うのはやめておきましょう。

乾燥させない

入れ歯を洗った後乾燥させてしまうことでも変形することがあります。
お口の中は湿った状態なので、入れ歯もそういった状態で保存するのが望ましいです。
もし、乾燥させてしまうとヒビ割れが起きることもあるため、洗い終わったら装着するか専用のケースに入れ乾燥させないように保管しましょう。

漂白剤は使わない

入れ歯のお手入れで漂白剤を使うと変色の原因になりますので、汚れが落としきれなくても漂白剤を使うのは絶対にやめましょう。
どうしても汚れを落としたい場合にはクリニックで取ってもらうといいでしょう。

入れ歯のお手入れを怠ることでの悪影響とは

以上、入れ歯のお手入れ法をご紹介してみましたが、ここからはもし入れ歯のお手入れを怠ってしまうとどういった悪影響が起きるのか・・について書いてみたいと思います。

プラークや歯石が溜まってしまう

定期的にブラッシングや流水で洗い流さないと、自分の歯と同様プラークが溜まってしまい、最終的にブラッシングしても取り除けない歯石がつき始めます。
そうなると、お手入れはさらに大変になるため、日ごろからきちんとお手入れをしましょう。

ニオイがする

プラークや歯石によってニオイの原因になります。
言うまでもありませんが、お口のニオイはコミュニケーションに支障をきたすため、日ごろからお手入れを怠らないようにしましょう。

虫歯や歯周病の原因に

歯が残っている方の場合入れ歯のお手入れを怠ってしまうと、ご自分の歯と入れ歯との間に食べもののかすが詰まっている時間が長くなり、虫歯や歯周病になってしまいます。
その結果、入れ歯が合わなくなることがありさまざまなトラブルの原因になるため、日ごろからお手入れを欠かさないようにしましょう。

義歯性口内炎になる

入れ歯を装着していると慢性的な圧迫や刺激により、入れ歯の床縁や当たっている粘膜などが炎症を起こすことがあります。
その原因として考えられるのがカンジダという菌で、粘膜に白い苔のようなものが見られるのが特徴です。
ガンジダが繁殖すると義歯性口内炎になるので、入れ歯のお手入れをきちんと行うことが大切ですね。

まとめ

以上のことを読んでいただければ、入れ歯のお手入れ方法やお手入れを怠ることで起きる悪影響などについてご理解いただけると思います。
入れ歯は作成する際にお口にぴったり合うよう丁寧に作られますが、装着した当初から合わない方もいらっしゃいます。
でも、ほとんどの場合その違和感の原因となっているのが日ごろのお手入れの方法が間違っていたり、お口の状態が変化したことによるものです。
入れ歯はご自分のなくした歯を補ってくれるもので、身体の一部とも言えるものです。
この入れ歯を少しでも長く大切に使うためにはここでご紹介したお手入れ法をしっかりと守っていただき、お手入れを怠らないようにすることが大切です。